2012年8月にメジャーデビューを果たした男女ツインヴォーカルの5人組バンド、東京カランコロン。といっても、彼らはぽっと出の新人ではない。インディーズチャートでは連続1位を獲得し、自主制作音源がTOWER RECORDSのプッシュアイテム“タワレコメン”に抜擢、アッと言う間に全国展開が決定。その後のライヴではチケットは即日完売と快進撃を続け“満を持して”のメジャーデビューだったのだ。メジャー第一弾ミニ・アルバムでは、元チャットモンチーの高橋久美子が初の作詞提供をし話題となったが、第二弾ミニ・アルバム『きらめき☆ドラマティック』も前作に負けず劣らずの話題を振りまく仕上がりだ。その全貌をツインヴォーカルの2人、いちろー(Vo.gt)と、せんせい(Vo.key)に聞いてみた。
「前作が“ナツ盤”と銘打ってせんせいをリードヴォーカルにアクティブな作品を作りましたが、今作は“フユ盤”として僕がリードヴォーカルをとりました。全体的に部屋にこもっているインドアなイメージ。寒い冬の日、あたたかな部屋で楽しくパーティーをしているような楽曲もあれば、部屋でひとり、鬱々としているような曲もあります」(いちろー)「いちろーさんの声質は粘着性があるから冬にぴったりなんですよ(笑)。それにあわせてメロディも“ちょっとしたせつなさが”どことなく散りばめられた冬の夕暮れをイメージしています。寒い冬だけど、夕日の色はどことなくあたたかい・・・というような」(せんせい)
いちろー氏の言う“鬱々とした楽曲”をあげるなら「サヨナラ バイバイ マルチーズ」だろう。リリー・フランキー氏が作詞したリード曲である。
「ダメ元でリリーさんにお願いしたところ、忙しいから難しいかも・・・という返答だったんですが、デモを聴いて声や楽曲を気に入ってくれたらしく、すぐに書き始めていただいて。本当にラッキーとしか言いようがないです」(せんせい)
「歌詞の内容はリリーさんの実体験らしくて、お会いした時に感情を入れて歌ってくれと言われました。男が情けないことを大声で叫ぶ女々しさを表現してほしいと。今まで、カランコロンは中性的な歌詞が多かったから、僕にとっても男性目線で歌うことが初めてで、新たな感情が生まれました」(いちろー)
ツインヴォーカルならではのハーモニーが美しい「冬 part 2」、カズンの名曲をカヴァーした「冬のファンタジー」を含む全5曲は、2人が言うように寒い冬の日、あたたかな部屋の中で誰かと、そして時にはひとりで聴いていたいアルバムだ。
東京カランコロンから、mu-moショップをご覧の方へ
メッセージをいただきました♪
2nd mini Album『きらめき☆ドラマティック』購入者の中から 抽選で3名様に「直筆サイン入りポスター」をプレゼント!! 締切:2012年11月30日(金)23:59まで
※キャンペーン期間前にご購入された方も本キャンペーンの対象となります。
※当選結果は発送をもって代えさせていただきます。
※当落に関するお問い合わせにはお答え致しかねますので、予めご了承ください。
いちろー
Passion Pit/『Gossamer』
エレクトロ系の音楽なんですが、今年1番聞いた曲ですね。ヒゲのおっさんが高い声で歌っているんですけど、その声がキレイだしすごく踊れる。一言で言うなら“ヤバイ!”
せんせい
オムニバス/『ドレミでうたおう』
「楽しくドレミを覚えよう」をテーマにして、原田郁子さんやハナレグミさんなど色々なミュージシャンの方が歌っているオムニバス。自分も歌いたくなっちゃう1枚です
いちろー
魚喃キリコ/「南瓜とマヨネーズ」
漫画なんですが、これはバンドマンの話で若干身につまされるものがあって(笑)。
思わず「あ〜ッ、分かるわ〜」と叫んじゃうところが多々あります。
せんせい
テリー プラチェット/
「見習い魔女ティファニーと懲りない仲間たち」
魔法系の児童書をよく読むんですけど、これはオススメ。魔法のスケールも大きいし、登場人物もみんな個性的で読んでいて飽きません!