スラリとしたスタイルにびっくりするほど長い脚。まさに“モデル”という言葉がぴったりの彼女だが、実はモデルになったのも元をたどれば“歌が歌いたかったから”だとか。
「小さい頃から歌が大好きで、高校を卒業したら上京してバンドをやりたいと思っていました。だから、高校時代にファッション誌のモデルオーディションの記事を見たとき、合格したら東京に出るきっかけになるかも!と考えて応募したんです」
そして見事合格。高校時代からモデルとして活動をはじめた10代の頃の思いが今作、「ティーンズ」に詰まっている。でも、それはモデルとして成功し、華やかな生活を描いているものではない。むしろ、逆だ。
「10代の頃って“私はなんで生まれたの”とか“今、生きている意味ってあるの”と不安な気持ちや孤独感を感じる時期があると思うんです。そんなときに、聴きたかった、そしてかけて欲しかった言葉を描きました。私自身が辛いときや悲しいときに人に泣きついたり、素直に気持ちを吐き出せない性格なので、その思いをノートに書き付けていたんです。
この言えない気持ちをいつか音楽という形で伝えたいなと思いながら。だから、今、不安や葛藤の中で辛い思いをしている人が「ティーンズ」を聴いて、少しでも気持ちがラクになったり救われたりすればいいなと思っています。もちろん、それは10代でなくとも、悩んでいる人すべてに」
モデルとアーティスト。2つの顔を持つ彼女だが、それぞれの違いはあるのだろうか。
「モデルはカッコ良さやキレイさを求められるけど、アーティストは自分の奥にある人間らしさを出さないといけないですから、まったく別ですよね。でも、アーティスト活動を始めてから、昔はカッコ悪くて言えなかったようなことも、素直に表現できるようになった。これはモデルとしても、すごくいい影響を与えていて、見せかけのカッコ良さではなくて内面から魅せる表現力をつけられたと思っています」
方向性は別とはいえ、それぞれの活動が相乗効果を生んでいるのだ。そして、アーティストに大切なことがもうひとつ。
「歌を歌うことは体力がすごく必要! 運動をして体力づくりをしたり、食生活も変えました。最近はにんにくばっかり食べていますよ(笑)」そんなアーティストとして進化していく彼女に、ファンから不安の声があがったそう。
「ファンの方から、私がアーティスト活動をするにあたって“モデルから離れて遠い存在になっちゃいそう”なんて言われて。でも、それは全然違う。歌で自分の素直な気持ちを伝えられるし、ライヴでみんなとも会える。遠くなるどころかどんどん近づきたいと思っているんです!(笑)」
満面の笑顔で話すシンガー出岡美咲にこれからも注目だ!
Bruno Mars
初めて聴いたとき、とても衝撃を受けたアーティストです。どことなく、私が好きなマイケル・ジャクソンを思わす楽曲もいいですね。"この人、天才だな”と心から思えるシンガーです。
『ペイ・フォワード 可能の王国』
必ず月に1回は観る映画。この作品を観ると、人にシンプルに優しくしようと思えるんですよね。忙しい毎日で、優しさを忘れそうになると必ず観るようにしています。
リチャード・テンプラー
「上手な愛し方」
いわゆる恋愛指南書なんですけど、これを読んで、当時別れようか悩んでいた彼とすっぱり別れたことがあります(笑)。普段、こういう本は読まないんですけど、この人の書いたことはすごくシンプルに納得できた。恋愛で悩んでいる人にオススメ。