イ・テガン
1986年1月30日生まれ
2006年にZAZAというグループで韓国でデビューし、アルバムを2枚発表。2008年に1人活動の拠点を日本・福岡へ。KBC『ドォーモ』でのレギュラー出演、NHKの番組『祝女』から誕生した“無限男子”というユニット活動を経て、2010年に東京へ進出、翌年2月より日本テレビ『なんでもワールドランキング ネプ&イモトの世界番付』にレギュラー出演中。今夏の24時間テレビ(中京テレビ版)にも出演し、初の新曲歌唱を8月24日に実施。 さらには2013年12月公開の映画『チャイ・コイ』に出演が決定。川島なお美さんとのラヴシーンが雑誌、新聞で取り上げられ、話題になっている。
トランクひとつ、夢ひとつで海を渡ったあの日から約5年―。現在、タレントや俳優として活躍中のイ・テガンが、ついに念願のソロアーティスト・デビューを果たす。まずは、決して平坦ではなかったこれまでの道のりを簡単に振り返ってもらおう。
「僕はもともと韓国で4人組グループを組んでいたのですが、自分の本当にやりたい音楽を追求するには、やっぱりソロがいいんじゃないかと思って。
2008年に、日本でアーティストになるため単身でやって来たんです。でも当時は日本語が話せなかったから、最初の1年間はいつもマクドナルドに行って100円のメニューを注文。10時間以上座りっぱなしで日本語を勉強していました」
知り合いもおらず、金銭面や文化面でも何度もくじけそうになったというテガン。
でも彼はなぜ諦めなかったのか? それは、両親の言葉と周りの人の支えがあったからだという。
「両親は日本に行くことを反対しなかったんです。『もし芸能活動が上手くいかなくても、日本語だけ完璧に覚えてくれば留学と一緒だから』って。僕も確かにそうだなと思ったし、実際に1年間必死に日本語を勉強したら、そこから少しずつ仕事も増えていって。両親の言葉は本当にありがたかったなと思います。あとは、やっぱり“人”。日本で歌いたい、自分の音楽を伝えたいという僕の夢をいろんな日本の皆さんが助けてくれたんです。僕の好きな言葉は“人こそ宝”。本当に、“人”に支えられ続けた5年間でした」
いよいよ発売されるソロ・デビュー曲「Over and Over」は、そんな彼の真っすぐな思いがそのまま投影されたようなアップチューン。
「まずソロ・デビューが決まったときは、一歩ずつ頑張ってきた5年間の成果が実った気がして、本当にうれしかったです。しかも、歌詞を通して自分の気持ちを素直に伝えることができて。スタッフさんと何度も打ち合わせをしながら、一切妥協のない楽曲を作ることができました」
細かい言葉選びに関しても、「この単語は普段使わないし、言い慣れてないので変えてもらえませんか?」とテガン自ら作詞家にお願いをしたという。そうしてこだわり抜いて完成した歌詞は、夢を追いかけるパワーを与えてくれそうな、力強い応援ソングに!
「自分の経験からも言えることなんですが、“あきらめずに頑張れば夢は叶う”というメッセージを伝えたくて。レコーディング中も、何度もくじけそうになった過去の体験とリンクして、より思いを込めて歌うことができました。あと、この曲のメロディーは最初に聴いたときからすごく耳に残って。BメロがK-POP風のラップになっているので、J-POPとK-POPが融合した形を楽しんでほしいと思います。ミュージック・ビデオは、以前『クロサワ映画2011』で共演させていただいた大久保佳代子さんに出演してもらって。今すごくお忙しいのに、僕が自分でお願いしたら『いいわよ』って快諾してくださったんです!
2度目の共演ということもあって、2人の自然なラブシーン(?)が撮影できたと思います」
一方のカップリング「どんなに離れても」は、テガン+元ラムジの井上慎二郎による作詞(共作)。表向きは遠距離恋愛がテーマだが、実はこんなメッセージも隠されているという。
「僕は韓国人なのでいずれ軍隊に行かなければならないのですが、その期間をイメージして書いた部分もあります。ファンの方との関係を“恋愛”だとしたら、“離れていても、空や雲が繋いでくれてる”という思いを伝えたくて。こちらも歌にすごく気持ちが入ったし、納得のいく仕上がりになりました」
最後に、気になる上半身裸のジャケット写真について。ここにもテガンならではのこだわりがあるのだとか。
「今まではタレントのイメージが強い僕なんですが、もともとは歌手だし、素に戻ってまたイチから始めるという意味で脱ぎました。あと、光のデザインは“光を求めて希望を失わずにやっていく”ということを表現したくて。少しデリケートな話になりますが、今って、いろいろな問題があって以前より(日本における)K-POPの勢いが下降気味じゃないですか。でも、僕がそれを何とかしたい、また這い上がるきっかけを作っていきたい・・・という強い思いがあるんです。別に誰に頼まれたわけじゃないんですけど、今後出てくる韓国の後輩たちのためにも、僕がここで頑張って少しでも何か変化を起こせたらいいなって」
強い眼差しと、熱っぽい口調でそう締めくくってくれた彼の思い。それは、この1枚を通してきっとたくさんの人の胸に届くことだろう。
自分を作らず、自然体で歌っているところが魅力的。素で観客を魅了させられる パフォーマンス力は本当にすごいと思います。 この曲に関しては、ライヴでいろんなアーティストとコラボしたり、アレンジで遊 べたり、アイデア次第でいくらでも変えていけるところも魅力です。
第4弾まで作られているんですが、短いミュージック・ビデオの連続みたいな映画ですごくカッコいい。ぜひ見てほしいです。ダンスパフォーマンスのネタを探したり、 振り付けのキレ具合とか、これを見ると本当に参考になります。
単行本を全巻持っていて、読むと勇気がもらえます! 友達のいなかった主人公がどんどん周りの人に認められていったり、信念を失わず、あきらめない気持ちだけでどんどん成長していく姿が見るたびに感動します。
インタビューでは流ちょうな日本語で語ってくれたイ・テガン。
その語彙力に周囲から感嘆の声が漏れると、「天才かもしれませんね〜(笑)」と場を和ますお茶目な一面を見せてくれました♪
インタビューの後、写真撮影で首元に手を添えるイ・テガンの仕草を見て、スタッフがぼそっと一言「その首に手をやる仕草ってイケメンがやる仕草だよね。」 確かに! と編集部も納得!!
そんな仕草を自然とやってのけている写真、今回掲載いたしました☆
みなさんもこの仕草、素敵だと思いませんか?