「アイドルポップ&ダンスグループ」をコンセプトに、アイドルでありながら激しいダンスパフォーマンスを武器としている。 GEM=Girls Entertainment Mixtureの略で、少女たちのアイドルエンターテイメントが入り混じった集合体の意味。メンバーは10名。それぞれ担当の宝石“Myジェム”を持つ。2012年12月にiDOL Streetの第3グループとしてお披露目された。その後、メンバー選考を繰り返し、2013年6月に現在の10名が正式メンバーとして決定。ライヴ活動を経て、2014年1月1日(水)、「We’re GEM!」でメジャー・デビューを果たす。
SUPER☆GiRLS、CheekyParadeが活躍するアイドル専用レーベル「iDOL Street」。
その第3グループとして結成されたGEMは、それぞれが担当の宝石“Myジェム”を持つ10人組。この“My ジェム”には「原石であるメンバーが、磨かれて宝石になる」という意味が込められている。
それを叶えるかのごとく、2014年1月1日(水)に念願のメジャー・デビューを手にすることなった。
正式メンバーが発表されたのは2013年6月11日。日本武道館で開催された『SUPER☆GiRLS 生誕3周年記念SP アイドルストリートカーニバル 日本武道館〜超絶少女たちの挑戦2013〜』という華やかなステージ上でのことだった。もちろんその時点ではデビューの話はなく、その後は、定期公演に加えてさまざまなアイドルイベントに出演。厳しい暑さが続いた夏の間、ほぼ毎日のように歌い、踊り続けた。
アイドル活動で培った“ファンを大事にする精神”と“絶対に成功したい”という想いは、やがてGEMにしかできない“ハイパフォーマンス集団”としての質の高いダンス・パフォーマンスをステージで体現するに至る。個々のヴォーカル力の高さも大きな魅力だ。
金澤(アメジスト):小さいころからアイドルに憧れ、メジャー・デビューをしたいという強い想いを持ったメンバーが集まったグループ。やる気は誰にも負けません。
村上(エメラルド):北海道から九州まで出身地がバラバラなので、最初は遠慮しあったりとかしました。でも、正式メンバーが発表された翌日、自分の目標は何か、将来どうしたいのかとか本音で話し合って、ひとつにまとまったんです。
伊藤(パール):全員がメジャー・デビューという同じ目標に向かって、同じ方向を向いているのは強みです。
南口(アクアマリン):歌もダンスもまだまだ未熟です。でも、ひとりひとりが原石で、これから磨かれていって宝石になっていくというコンセプト。私たちを輝かせるのは、ファンのみなさんの応援でもあるし、自分たちの頑張りだと思っています。
そんな彼女たちのデビュー曲「We’re GEM!」は、自己紹介のような歌詞が印象的なアッパーチューン。ノリがよく、一度聴いただけで耳に残る楽曲だ。
金澤:タイトルと歌詞にグループ名が入っていて、多くの人たちに私たちを知っていただけるチャンスだと思いました。
伊藤:『デビューは決まったけど、これからなんだぞ』という私たちの強い意志が歌詞に反映されていて、頑張らなきゃという気持ちになりました。
「We’re GEM!」の歌詞は、彼女たちのこれまでの道のりや“夢”がベースになっている。
森岡(シトリン):だからすべてのワードが私たちひとりひとりに当てはまっていて、どのフレーズも自然に入ってきます。特に好きなのが“ユメ乗せて走る この長いレールを ポケットで握りしめた未来図”という部分。私たちの想いそのままです。
南口:“とびっきりの 宝石たちになってみせるんだから”というフレーズがありますが、この歌詞はGEMにしか歌えません。また、“キミ”という言葉がよく出てきます。この“キミ”とは、ファンの皆さんのことであり、メンバーに対してでもあると思います。だから困難があっても、お互いに声をかけ合って頑張ろうという意味も込められている気がします。
デビュー曲の歌詞をそれぞれが取り込み、しっかりと消化しているからこそ、生き生きと歌っているのが伝わってくる。本当に楽しそうで微笑ましくさえなる。
村上:歌うと自分自身も元気になれますし、私たちらしい曲なので歌いやすいですね。でもリズムを取るのが難しいので、ライヴでは音を外さないように頑張ります(笑)。
武田(スタールビー):Dメロの“ワタシは今までのワタシではないから”というパートを歌わせていただいています。いつもは声が抜ける感じで歌うのを、今回は抑えた歌い方をしました。“今までのワタシではない”という歌詞を歌い方で表現できたと思います。
伊山(ファイアオパール):今まではハードなかっこいい系の楽曲が多かったので、歌う時もそういう気持ちを意識していました。今回はキラキラした感じなので、レコ―ディングでは笑顔で歌いました(笑)。楽しかったです。
ダンス・パフォーマンスも大いに期待できる。ミュージック・ビデオやライヴでそれを目の当たりにできるのだが――。
熊代(ブラックダイアモンド):自己紹介をする時にキメポーズがあるんですが、それがサビの振りで使われています。そして間奏では激しいダンス、最後の“To you”のところでは一転、かわいらしい振り付けをするなど、メリハリのあるダンス・パフォーマンスがポイントです。
小栗(アレキサンドライト):ミュージック・ビデオの撮影では、『私たち、こんな大きなセットを使っていいの!?』って、最初は思いました(笑)。長い時間、何回も何回も踊り続けて、本当にヘトヘトに。でも『よ〜いスタート!』の声が、かかるたびに気持ちが引き締まって最後まで頑張れました。それが伝わるようなダンスシーンをぜひ見てください。
平野(ペリドット):ライヴはファンのみなさんと一体感を作れるし、近い距離で会えるので、本当に楽しいです。私たちのパフォーマンスでファンのみなさんが笑顔になってくれるのもすごく嬉しいし、ライヴは本当に大切です。
最後に将来の目標について聞くと、力強く、こう答えてくれた。
金澤:正式メンバーが発表された武道館で単独ライヴをやりたいです。そして、全国から集まったメンバーなので、それぞれの出身地でのライヴや、5大ドームツアーをやりたいです。その夢を実現するためにも、今は、メンバーそれぞれのスキルをあげて、ファンのみなさんと一緒に、ひとつひとつのライヴを大切にしていきます。
原石が美しく輝く宝石になる日を目標に、10人は「We’re GEM!」でスタートラインに立つ。
金澤:アメジスト「実家に飾ってあったので、小さいころから親しみのある宝石です」
伊藤:パール「女性らしさを磨くという意味があるので、私も自分を磨いていきたいと思います」
森岡:シトリン「元気で明るく、ポジティブという意味があって、自分と共通点が多いので親しみを感じています」
南口:アクアマリン「石の色が水色なので、たとえるなら海。海のように、広く深く、知れば知るほど深みのある人になれたらいいなと思っています」
熊代:ブラックダイアモンド「意味を調べたら、魔物も恐れるパワーを秘めているということで、この宝石に負けないくらい頑張らないと! って思います」
小栗:アレキサンドライト「この宝石は光によって色が変わるんです。私も大好きなダンスを踊る時は表情が変わるらしく、自分に似ていると思います」
村上:エメラルド「Myジェムが決まる前からブログでエメラルド色を使っていたほど好きな宝石なので、嬉しかったです」
武田:スタールビー「光を当てると星形に輝くらしくて。私もステージに立って、スタールビーのように輝けるようになれればと思います」
伊山:ファイアオパール「すごく元気がもらえる名前だと思って調べたら、明るいとか、元気という意味があって。自分にピッタリだと思って嬉しかったです」
平野:ペリドット「ファンのみなさんからポジティブだと言われるのですが、この宝石も同じような意味があって、共感できました」
お気に入りの音楽
お気に入りの映画
『LIMIT OF LOVE 海猿』
森岡:小学生の時に家族と観に行ったんですが、すごく感動して、映画が終わってから『私、絶対に女優になるから』と宣言したのを覚えています。
フジテレビ系スペシャルドラマ
『ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件 42年の真実』
金澤:病院での赤ちゃん取り違え事件が題材のノンフィクションドラマです。血と情の間で揺れ動く家族のあり方に、当時中学生だった私も、とても考えさせられました。
スタジオジブリ作品
『千と千尋の神隠し』
南口:ジブリ作品が大好きで、その中でも一番観ている回数が多いのがこれ。本当に奥が深くて、不思議で、あの世界観がたまりません!
お気に入りの本
「マイルズ・トゥー・ゴー」
/マイリー・サイラス
伊藤:誰もが憧れるマイリー・サイラスからのメッセージ性が強くて、この本を読むと、勇気や希望がわいてきます。頑張ろうと思わせてくれる1冊です。
「自殺プロデュース」/山田悠介
伊山:とある謎の演奏グループのお話なんですが、終盤になるにつれて『え〜〜っ!』となることだらけ。最後はビックリするけどスッキリします。
「ZOO」/乙一
村上:全10編の短編集です。じわじわくる怖さもあれば、コメディや感動する話もあって、この1冊でいろんな感情が楽しめます。
「100万回生きたねこ」/佐野洋子
武田:100万回も生まれ変わっている猫だから悲しみの感情がなかったのに、恋人の猫が死ぬ時に初めて涙を流すという物語。猫が命の大切さをわかったことに感動!
インタビューでは、少し緊張の表情を見せていたGEMのメンバー。質問に対して、一生懸命自分たちの言葉で応えてくれました! 続く、ムービー撮影では最後の「以上、GEMでした!」をリーダー・金澤有希がカミカミに・・・。「もうちょっとだったのに〜!!」と悔しがっていたのが印象的。
長い取材だったにもかかわらず、撮影の最後には、お決まりのポーズに、元気な声&笑顔で「G・E・M!! GEMでした!」と締めくくってくれました♪
そんな彼女たちの笑顔に、たくさんパワーをもらった1日なのでした☆
特集をご覧のみなさんも、ライヴなどで彼女たちのハッピーな笑顔から元気をもらってくださいね!!