現在の音楽シーンを見れば右も左もアイドルばかり。それでも留まることを知らないアイドルシーンに、また一組のガールズユニットが荒波に飛び込んだ！　平均年齢11歳、仙台発の5人組ローティーンアイドルユニット、mlmi（ミミ）。アイドル事情に明るければ“仙台発”のワードにピンときた人もいるかもしれない。東北を中心に活動し、いまや全国区となった『Dorothy Little Happy』の妹分にあたるのがmlmiなのだ。そんな彼女たちも、先輩に続けと地道なライヴ活動を続け、この夏には「AKIBAカルチャーズ劇場」や「アイドル横丁夏祭り」などのイベントにも参加。着実につけていった力を発揮すべく、デビューシングル『lucky star』をドロップ！　メジャーデビューを果たした今の思い、そして素顔の5人を知るべくインタビューを行った。

ほぼ、初インタビューということですが、ちょっと緊張しています？

全員えへへ（照れ笑い）

じゃあ、緊張をほぐすために、一人ずつ自己紹介とメンバーの中では「ここだけは負けない！」というセールスポイントを教えてください。


KANA　中学1年生、リーダーのからあげちゃんことKANAです。ダンスが大好きで小学2年生から踊っています。目標はDorothy Little Happy（以下、DLH）の白戸佳奈ちゃんみたいなリーダーになること！　好きな食べ物はもちろんからあげです。
NANAMI　小学6年生のNANAMIです。歌が大好きで常に歌っています。小さい頃から色々なアイドルさんのDVDを観ていますが、憧れているのは元モーニング娘。の田中れいなさん！
YUINA　小学6年生のYUINAです。私もKANAちゃんと一緒でダンスが得意で、小学1年生から踊っています。将来はE-girlsさんのような歌って踊れるアーティストになりたいです。
HINA　小学5年生のHINAです。得意なことは開脚！　カラダも床にペタッてつくんですよ。体育がすごく好きです。
YURIKA　小学6年生のYURIKAです。みんなを笑わせることなら負けません。変顔とか、その場であったことを面白く伝えることが得意…かな（笑）。

YURIKAちゃんに笑わせてもらったことがある人？

全員（手をあげて）ハーイ！！

みんなのキャラクターが分かったところで、音楽の話を。デビューシングル『lucky star』がリリースとなりましたが、楽曲を聴いたときの率直な感想は？

KANA　メジャーデビューが決まったときは、本当に夢みたいで信じられなくて。『lucky star』はそんな夢に向かっている私たちを星に例えた曲なんです。歌詞を読んだときに、すごく共感できるなと思ったし、みなさんにも聴いてほしいと思いました。
NANAMI　サビで「憧れてた世界へと Fly away ゆくよ」という歌詞があるんですが、この部分が私たちの今の気持ちとぴったりで。多分、メンバーみんなもそう思っているハズ。 4人　（一斉にうなずく）
YUINA　初めて歌詞をメンバーで読んだときに、5人全員が「この歌詞いいね！」って言ったんです。

そんな夢を後押ししてくれる『lucky star』とは一転、CWの『Girls’ Revolution』はポップなサウンドにのせて、ちょっと強めの女の子を歌っていますね。歌詞に「ヤワな男の子は引っ込んでいて」とあるけれど、みんなが思うヤワな男ってどんな感じ？

YURIKA　女の子より弱い男の子は嫌かも。ウチはお父さんが強い…けれど、お母さんも強いなぁ（笑）。
HINA　男の子って掃除しないよね。
4人　しなーい！！
KANA　雑巾を投げて遊んでる。
YUINA　すぐ、女子に任せちゃうし。
NANAMI　うん！任せてくるよね。
みんなが思うヤワな男は、女の子より弱くて掃除を任せる男の子だね（笑）。『Girls’ Revolution』はタイトル通り、女の子が進化していく様を歌っているけれど、みんなはこれからどんな風に進化していきたいですか？

YURIKA　ダンスをもっと追求して上手になりたいです。あとは…もっとかわいくなりたい（照）。顔とかじゃなくて、みんなから愛されるような女性になりたいですね。
HINA　私は声が小さいから、もっとヴォイストレーニングをして声が出るようになりたいです。DLHのMARIちゃんみたいな歌声が出せるようになったらいいな。
YUINA　上半身を使ったダンスがあまり得意でないので、全身で踊れるようになりたいです。今は、E-girlsさんのMVを見て研究したり、家で練習していますが、まだまだで。もっと上手になりたいです
NANAMI 　歌やダンスを進化させるのはもちろんなんですが、私はトークが苦手で…。もっとしゃべりたいと思っているんですけど「これ、話してもいいのかな」とか色々と考えちゃって結局しゃべれない。
KANA　 NANAMIちゃんは、メンバーの中でもなかなかしゃべらないんです。1日一言なんて日もあったし。それも「トイレ行ってくる」とか本当に必要な言葉だけで。でも、最近はすごくしゃべるようになってきました。
NANAMI　人と仲良くなるのが時間がかかるんです。でも、仲良くなったらすごく話すんですよ。
HINA　おしゃべり担当のYURIKAちゃんからアドバイスはないの？
YURIKA　えーっと、まずは自分が楽しむことが一番だから、言いたいことは迷わず言っちゃえ！
NANAMI　うん！頑張る！
KANA　私の進化したいことはNANAMIちゃんと同じでトーク術をあげること。おしゃべりは大好きなんですけど、ライヴのMCでリーダーとしてみんなを引っ張っていく会話がなかなかできなくて。自分たちだけじゃなくて、お客さんとも一緒に会話のキャッチボールができるようなトークをしたいですね。
YURIKA　お客さんが笑顔になってくれると、私たちもすごく嬉しいもんね！
HINA　私もお客さんに喜んでもらえるように、ステージでは歌詞に合わせて表情やダンスを変えたりして、頑張っています。

最後にmlmiとして、これから進化していきたいことを教えて下さい。

KANA　 mlmiはアジアNo.1のアイドルを目指していますから、歌やダンスを今以上に 上手になること。そして、小さな子どもからお年寄りまで、いろんな世代の人に愛されるようなアイドルを目指して進化していきたいです！

緊張ぎみだったインタビュー当初とは一転し、女の子としてのキュートな一面をたっぷりのぞかせてくれたmlmi。しかし、音楽の事になると、アーティストとしてのプロ魂を言葉の端々から感じることができた。まだまだ進化途中の彼女たちが、どう変身していくかこれからが楽しみだ。